脱力&頭と手の連動
前回前々回と反響が大きかったこのテーマ。
しかし…これがいわゆる『技術』の真髄な訳で、
世の演奏者:プレイヤー、先生:レッスンプロ達はこれをいかに体得出来るかを
千年単位で研究して来たという始末…。
それを菅沼流にアレンジするという事で、
まぁ触り程度に聞いてやっておくんなさい。
〜まずはエクササイズの解説から〜
脱力と支え
仕事も勉強もスポーツも、
力が入り過ぎてガチガチになっていたら上手く行かないものです。
歯を食いしばってハンドルを物凄い力で握って腹筋メチャメチャ力入れつつ
足も踏ん張って運転してる人、
いないですよね。
試しにやったら事故るでしょう…きっと。
運転中はリラックスして軽くハンドルを握りましょう。
そして駐禁には気をつけて!!
まぁピアノももちろん例外ではなく、なるべくリラックスして弾くとよいのです。
力が入ると運指がぎこちなくなり、音の粒がそろわなくなりますし、最悪身体を痛めます。
何より自分の世界に入って周りの音が聴こえにくくなっちゃいますからね!
『声を出して弾く』事は力み過ぎを防止する役割もあるんですよー
■構え方
『プティーの卵』なんていいますが、卵をそっと覆うように力を抜いて構えます。
↑↑↑手の中に卵が入ってるようにふっくらとそっと↑↑↑
■エクササイズ
でもこれじゃふにゃふにゃですね、
だから、弾く指だけ軽く力をいれる…というより、支えるんです。
※五指全てでやれば尚ベター※
腕をプラプラにして指で支えてみましょう!
ただ、ここで腕や指に力を入れてはいけないんですね☆
もちろん筋組織を使うから支えられるので、
生理学的には力は入ってますが、
片手でほおづえをついている時と同じ力の入れ方です!
えっと、ほおづえって首か腕に若干力を入れないと安定しないんです、
『力を入れる』というより『支えているだけ』という感じです。
そう、みんな脱力&支えは出来ているんですよ☆
ただこれを末端の指でやるのには少しコツというか慣れが要りますね。
それに無理をすれば大切な指を痛めてしまいます!!
あくまでほどほどに!!長くても一回3分以内にしといてください!
最初は肘を付いてやった方が負担が少なくていいでしょう。
特に小指(5)の場合は、まずは薬指(4)を添えてやってみましょう!
強い指ならこんな事も出来たり…。
だつりょく〜
↑↑これは高校の授業中によくやってました(笑)↑↑
頭って意外に重い…。。あれ?中身軽いのに…なんでだろ???
ハイ、つまり『支える』というのは、力まずに弾く手段という事です!!
支えるのが重要なのではなくて、脱力が肝心です。
演奏中ももちろん一緒です。ダンスとニュアンスが近いんですが、
変に肘を張っていたり、肩に力が入っていては
ズレる、疲れる、カッコ悪い!となってしまいますが、
逆に脱力出来ているとスムーズに、リズミカルに、
しかも音もキレイに鳴ります!!…が、
頭と手の連動
基礎練習を連想するかもしれませんが、
実はこれはフレーズを『声に出して弾く』というのが一番早い!
ハノン、バーナム、チェルニーなどの練習メソッドで
純粋にメカニック(技術)だけを向上するよりも、
頭のイメージを手に伝える練習をした方が上達が早いです。
何故なら人間の脳は、鎌倉幕府=1192年設立という情報を
『1192作ろう鎌倉幕府』のようにイメージと関連付けると
覚えやすいように出来ているからです。
これを利用して身体的感覚と、フレーズというイメージを
結びつけて学習すると、
身体的感覚だけを覚えるのに比べてより早く頭と手が連動します!
まぁ要するに、イメージをいかに具現化出来るか、です。
でもこれは…演奏の全てですよねぇ…。
ここらへんはもうジャムピアノ講座&レッスンで実演&解説させて!!
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