R&B系唄モノでリズム隊としてのキーボードの役割〜その2

tomotaka882006-04-06


さてさて今回も引き続きジャム解説していきましょい!!

今回はギターとのアドリブの絡みを通してキーボードのフレーズに付いて見て行きましょう!

これだからジャムは止められないも見てみてくださいね☆

↓↓ジャムセッション動画↓↓
http://www.feelin-the-spirit.com/session/movie.html
ヴォーカル セッション 『SUPER STAR』をクリック!!

まずはキーボードのパターンを、構成セクションごとに追って行きましょう。

前テーマ

A 右手でコードを白玉*1で鳴らす
  左手はリフ弾き

B 両手で静かに白玉系和音
  ギターの低域カッティングとかぶらない様、高音でオブリガート

サビ
  ギターとのアイコンタクトで音域交代、その際に高音域から16分を意識した
  アルペジオで中域のサビへ
  中低域でリズムを出して16分を前面に出したメインバッキング
  ギターは反対に高域へ向かいカッティング

スキャットセクション

A ヴォーカルとコール&レスポンス
  左手は白玉

B 前半は様子見で静かにギター&ヴォーカルを聴く
  後半はドラムベースとユニゾン
  音域は中域で、ドラムの一部だと思ってください♪

サビ 
  サビへの入りは同音域で16分のアルペジオ、音数が増えてますね
  バンド全体が盛り上がってフレーズも行き交っているので、
  リズムを少し大きくとったメインバッキング

ヴォーカル&ギターセクション

   ※ここは8小節ごとにモチーフ展開しています。なので、8小節一区切りで!


  ギターを聴くと唄ってるので、ほぼ弾かない!!コードを鳴らすだけ。
  ド♯レ♯ミレ♯ド♯のフレーズをバッキングモチーフにしています。


  ドラムとベースはリズムで絡んでいるが、フロントがまだ暖まってないので、
  ここは静かに1、を若干展開して続行。


  ヴォーカルのフレーズを引用してド♯レ♯ミレ♯ド♯のモチーフを展開させた
  レスポンスのリフワーク。最後にド♯レ♯ミレ♯ド♯再登場!


  最後のモチーフの再現で第一モチーフは終了そして第二モチーフの一人バックリフスタート!
  一人のリフの場合は多少複雑でもOK。誰が聴いただ、てもリフだとわかるのは同じフレーズを繰り返しているから。


  これは前回の記事でかなり書いた『バックリフ』というヤツです☆
  4、でギターが弾いているフレーズをモチーフに引っ張ってます。
  読んでない人はコチラから!

後テーマ

イントロ
  見せ場が少なかったので、ここぞとばかりに唄とギターの呼吸の間にキメフレーズ!
  (けど若干リズムが甘い!!悔しい!!)


  前テーマと同じフレージングだけど、タッチを強くして少し歪みを多く出してます☆ここらへんがこだわり!
  ※音作りについては後日☆ ちなみにローズにオーバードライブをかましてます、強く弾くと強く歪みます♪


  オブリガートが前テーマより盛り上がってますよね☆音域は一緒でも、やれることはまだまだある!
  

サビ
  入りのフレーズは16分音符手抜きなし全音域でお届けしてます(笑)盛大に聞こえますね☆ギターの斉藤君も嬉しそうo(^−^)o
  こんな表情見るとジャム止められないなって思います☆


  サビはほぼ一緒…と思いきや、音が増えてます。装飾音符というか、違う音(レ♯)を絡めて雰囲気を変えてます。

サビ2
  ヴォーカルの合図でサビが増えました(笑)
  ギターが『上がれ!行け!』とアピール。これ、こっち向いて合図だして
  明らかに何か企んでますよね?
  こんな時は一肌脱ぎましょう。
  今までなかったアプローチをガツンをかましてやるべき時です。スーパーヒーローならここで必殺技を出してます。
  ここでは左手は同じ音(A)をペダル*2としてならし、右手は果敢に豪快なアルペジオを決めてます。


  更にもう一段階!スーパーヒーローなら奥義を出して敵を爆破する所です。
(どうでもいいけど、悪だからって爆破までするこたないよな、まぁ血なまぐさい最期よりはいいけど。)


  右手で魂の16分!ここではロックを感じてください。正直吊るかと思いました。奥義を出すには命も削るモノです。

エンディング

  ヴォーカルの3!2!1!の合図で余韻のアルペジオを下降させてキメに移って…


エンド!!

以上を踏まえた上でもう一度ごらんください☆

↓↓ジャムセッション動画↓↓
http://www.feelin-the-spirit.com/session/movie.html



この中で、キーボードのアプローチは大まかに別けると奥義を抜いて、アルペジオかコード弾きかリフか、
この三つしかありません。


まぁ展開が少ない曲なので、大まかなアプローチは自然と似通ってきます。

ここでジャムのコツ


一つづつのパターンを盛り上がりによって何通りか用意し、展開ごとに発展させて使い分ける!!




トップギアの上に『幻の6速』を隠し持つ!!


以上、菅沼流 ピアノ術でした!!



今回はここまでo(^−^)o


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お待ちしてます!!

*1:しろたま:楽譜の白丸の音符→長く伸ばす音(和音)を呼ぶ俗称

*2:和音のベースが同じ音を鳴らし続ける事、コードが変わっても同じ低音が鳴り響く為、盛り上がりが単調になった時などは非常に効果的