ソロとバッキングの関係とは?
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さてさて、大盛況だったジャムセッションクリニック、みなさまお疲れ様でした☆
内容は追ってブログやメルマガでレポートいたしますね☆
どうもありがとうございました!!
さぁ今回は、ピアノソロを通して、ソロにおけるバックバンドとのコミュニケーションに焦点を絞ってお送りします。
さてそれではお題曲のチェックからいってみよう♪
ピアノソロは2分37秒〜ですよーー
前回説明した通り、この曲の構成ははじめと最後のリフ4小節を除いて、
8小節ずつのA−A−B−B−A形式で出来てます。
http://image.blog.livedoor.jp/feelthe4spirits/imgs/c/7/c7e52f8f.gif
↑↑↑クリックするとコード譜が見れます☆↑↑↑
イントロとアウトロを除いてこの動画では、合計4コーラスです…ってクドイかな?
1、前テーマ
2、ギターソロ
3、ピアノソロ
4、後テーマ
今回は3、ピアノソロ!!
まずはざっとストーリーを確認してみましょう☆
A リズム隊のかましたリズムチェンジによってリズム戦
A リズム戦激化→Bへ向かう
B 大きく唄う
B ベースと絡んで最高潮
A エンドロールとして全リズム登場→後テーマへ
結果としてこんなストーリーになってますが、これにはバッキングとの兼ね合いが深く関わってるんですね〜。。
まず、ピアノソロの入りの直前でドラムがリズムを変えて来てます。。
今までの3ビートからラテンっぽいリズムに変わって来ましたよね、
こんな感じでリズム隊はリズムチェンジって技を使ってくることがあるんですよ、
例えば
ボサノバ→4ビート だったり、
8ビート→16ビート のように。
でもこんな時、あせっちゃダメです☆やり返して一泡吹かせてやりましょう★(…仲良くいこうよ…)
てな訳で、ドラムのリズムをまんま返してますね☆
そしてそのままリズム対決してます(笑)
こんな時、ピアノとしては、バックリズムの上で大きく唄う、オクターブでメロディをとる、など幾つかの『返し方』があるんですが、
ここでは真っ向勝負リズムバトルを受けてたちました!!
だって…ピアノってドラムセットと同じなんです!!
バスドラからスネア、シンバルまで、それに相応の音程の鍵盤が88鍵もあるぢゃないですか!!!
これを10本の指で駆使すれば、ドラムにだって(太鼓とはいえ両手両足=4つしか使えないんですから)勝負できますよ!!!
ま、まぁそれはさておき、譜面での1カッコの部分
http://image.blog.livedoor.jp/feelthe4spirits/imgs/c/7/c7e52f8f.gif
ではリズムとして落ち着かせたい所です。(2:44〜)
しかしリズムはとまらず、突っ走って行ってますよね。
こんな風にバンドの収拾が付かない時、ソリストとしては、一発喝をいれてやらんといけません。
こんな時、各楽器は『効果的な(説得力のある)アプローチ』をして、支配力を高めます。
たとえばピアノならグリッサンド、ギターならチョーキング、ドラムならシンバル&バスドラ連打…
のように各楽器の『必殺技』を使うと、場は一瞬にしてその支配下に置かれます。
こうした説得力のあるアプローチを出すことで、ソリストの立場を明確に出来るんですね☆
当然その後バンドはソリストをよく聴くようになります。『鶴の一声』ってヤツですか?
ここではリズムの延長、ということで、16分音符の高速パッセージを入れて『ここは俺の領域だぞー』って主張してます。
(あまり主張が強すぎてはいけませんよ、あくまで説得力を出す為のきっかけです)
そして2回目のAでは更にギターも交えて、和音的にももう1段階ギアを上げています。
半音上の音をわざとぶつける事によって、緊張感が増して聴こえますよね?
しかし、サビまではもちこせないので、そこはドラムが上手く仕切ってくれました。
>キナミくんありがとう!!
やっぱりバンドに展開が伝わると、スムーズに、より盛り上がる事ができますね☆
そしてサビですが、ここは聴いてわかる通り。
大きく大きくとっています。
そして2回目のB、ここまで来ると、ある程度盛り上がりは頂点を向かえ、それ以上効果的に展開しきれなくなっちゃいます。
そんなときは…
誰かを使う!!
盛り上がるし、苦労はないし、おまけに自分の手柄のように聴こえる…
と、いい事ずくめ!!
ここではキシラくんを指差して、ベース行ったれ♪!!って合図してます
聴こえた中で一番展開にゆとりがあったのがベースでした。ここでベースが上に上がったら、感じが変わるかなぁって思ったんだけど、予想通り!!
ここで二人は満足そうに笑ってます☆
実際楽器弾いてて、『これがジャムの一番の楽しみだなぁ』って感じましたo(^−^)o
ここらへんも動画をチェックしてみてくださいな
〜http://www.geocities.jp/feelin_the_spirit/060102.wax〜
そしてラストのA直前!!
ここでも説得力あるアプローチの登場です!!
Edim をどっかーんって鳴らしてます!!
そしてDmを低音から高音までピアノ全体で吼えてます!!
これもさっきの効果ですね、『もどれーーー!!』って(笑)
そして、最後は各リズムを順番にエンドロールさせて…
テーマのリフを弾いてギターにアイコンタクト…
そしてテーマに戻ります☆
と今回はこんな感じでした。
いかがでしたか?
ソロを弾きながらバッキングと『会話』をし、あおってもらい、そしてフロントとして提示する。
こんなコミュニケーションによって、ソロはその場でみんなによってつくられて行くんですね☆
さて、今回はここまでo(^−^)o
ジャムについて更に詳しくは『これだからジャムは止められない!!』で
各楽器ごとのインタビューを通して各楽器ごとのバッキング法を面白おかしく解説してってます!
http://feelin-good-jam.com/もチェックお忘れなく!!
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